塑性加工基盤技術 塑性加工の力学の基礎-塑性理論と初等理論/チューブフォーミング編-

開催日時

2019年11月20日(水)、11月21日(木)、11月22日(金)いずれも10:00~17:00

※1日単位の選択受講も承ります。

受講料(消費税込)

区分 全日程 1日単位
A,神奈川県外企業 59,000円 22,000円
割引対象

B.KISTECパートナー団体会員

C.神奈川県内中小企業*

47,200円

D.C以外の神奈川県内企業

E.神奈川県内在住の個人の方

53,100円

*C.神奈川県内中小企業とは・・・事業所が神奈川県内にあり、 資本金が3億円以下、 または企業全体の 従業員数が 300 名以下の企業 

募集人員

15名

このような方にお勧めします。

企業・研究機関に所属する技術者・研究者で、塑性加工分野における実務経験を3~10年程度有し、ある程度の工学の基礎知識を持つ方。
金属材料の開発・評価試験等の業務に携わる方。
金属加工における新しい制御方法等の開発に携わる方。

講師

東京大学 大学院 工学系研究科  教授    柳本 潤 

東京大学 生産技術研究所     准教授   古島 剛 

会場

東京大学 生産技術研究所内 会議室(東京都目黒区駒場4-6-1)
 >> アクセスはこちら

カリキュラム編成者からのメッセージ

 塑性加工は、種々の製品を製造するための基幹技術として広く利用されています。熾烈な国際競争・ 国内競争に勝ち残るためには、製品寸法や機械的特性に優れた高品位製品の製造が必要であり、そのために新たな塑性加工技術すなわち塑性加工法や工程の開発が重要な位置を占めています。
 塑性加工では、材料の永久変形である塑性変形を利用して、製品の造形が行われます。従って、高品位製品製造のための塑性加工技術の開発には、塑性加工時の材料の永久変形や必要な加工力を見積もるための理論や、材料特性の定量的な把握が重要な位置を占めます。また近年は製品の安全性、信頼性向上の問題、素材の軽量化、高強度化への要求がさらに高まり、自動車に加え、航空機や エネルギー関連、医療分野など新たな産業領域で高度な技術力を発揮することが国内企業の必須の課題です。
 本講座は、次世代の主力産業を支える塑性加工技術の開発に携わる方々のために編成しました。塑性加工のもっとも基礎となる塑性力学に始まり、圧延加工・鍛造加工・引抜き加工の理論に至る一連の流れを、体系的に講義いたします。さらに、近年需要が高まっているチタン材やマグネシウム合 金等の精密加工に適した金型レスの加工技術や、構造体の高剛性化や軽量化に有力な新しいチュー ブハイドロフォーミング技術の特性と適用事例、応用可能性について、研究室見学とともに紹介します。
 新素材の開発や、新しい用途の開拓にともない、加工技術にも従来にない工夫が求められますが、その基礎となる理論は変わることがありません。新たな技術開発に取り組む方々にぜひお勧めしたい内容です。

※なお、受講に際しては「材料力学の基礎」を復習した上で、ご参加ください。

カリキュラム内容と日程

11月20日(水)
10:00 ~12:00 オリエンテーション,金属材料の塑性変形と降伏応力

講師
東京大学大学院  工学系研究科
教授 
柳本 潤 氏

13:00 ~14:30

塑性力学の基礎1 応力と釣合い条件

 「応力」とはどのような力学的現象として理解され、数式に表すことができるのか?「応力ベクトル」と「応力テンソル」の関係から、1次元、2次元応力状態の表し方、応力テンソルの成分についての釣合い条件など、数式を解きながら解説します。

14:40 ~15:30

塑性力学の基礎2 変形とひずみ

 「ひずみ」と変形の関係について、3次元問題に対するひずみ成分のあらわし方を中心に学習します。塑性加工が扱う変形を理解するために必要な、「ひずみ増分」、「ひずみ速度」の定義について併 せて学習します。 

15:40 ~17:00

塑性力学の基礎3 降伏条件(前半)

 基礎1,2の講義内容をふまえて、実際の塑性加工では「3次元応力状態下」におかれる金属材料が、 降伏するか否かの判定条件=「降伏条件」について詳細に解説します。 

11月21日(木)
10:00 ~12:00

塑性力学の基礎3 降伏条件(後半)

 前日の講義に引き続いて、Trescaの降伏条件、von Misesの降伏条件、両者の考え方と適する系などについて検討します。加工状態におかれ、塑性変形が進行しつつある材料における応力とひずみの関係を、構成式の記述から理解します。

講師
東京大学大学院  工学系研究科 
 教授 
柳本 潤 氏

13:00 ~14:30

塑性力学の基礎4 等方性材料の材料構成式

 さらに3次元応力状態におかれた金属材料の、応力―ひずみ関係式を、等方性材料の場合について、「相当応力」、「相当ひずみ」などの用語とともに理解します。

14:40~17:00

鍛造加工・引抜加工・圧延加工の初等理論(Karmanの圧延理論)

 まず、塑性加工の代表的な力学的解析法について解説した後、古典的解析手法である「初等理論」について、鍛造・引抜き・曲げ加工を対象に学習します。初等理論は、比較的単純な変形を伴う加工での応力を見積もる場合や加工法の基本的特性を理解するのに適した手法です。

11月22日(金)
10:00 ~12:00

チューブフォーミングの概要と曲げ加工

 構造部材の軽量・高剛性化を実現する金属管材の二次加工技術であるチューブフォーミングの概要について解説します。主にチューブフォーミングの分類と中空化による軽量化・高剛性化の効果について学習します。またチューブフォーミングに使われる材料の種類と基礎的な材料特性評価試験についても解説します。後半では,チューブフォーミングの中で最もよく用いられる様々な曲げ加工について学習します。

講師
東京大学 
生産技術研究所 
准教授 
古島 剛 氏

13:00 ~14:30

ハイドロフォーミング・管端加工・回転成形の基礎と実際

 チューブの内部から内圧を負荷して膨らませ,外側の金型に沿った形状を作り出すハイドロフォーミングについて解説します。近年では,自動車部品の高剛性化・軽量化に寄与する技術として期待されています。また管端部を加工する口広げや口絞り等の管端加工,スピニング等の回転成形についても学習します。

14:40~17:00

最新のチューブフォーミング/研究室見学

 最新のチューブフォーミングとして金型を用いないダイレスフォーミングやマイクロチューブフォーミング等について解説します。またチューブハイドロフォーミングやダイレスフォーミング等の実験装置を見学します。

お申込みはこちら

*申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りします。
*申込締切後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がありますのでお問合せください。
*FAXでお申し込みの場合は、お手数ですが、着信確認のお電話をお願いいたします。

●やむを得ない事情により、日程・内容の変更や中止をする場合があります。
●講義中の録音 ・ 描画 ・ 写真撮影はお断りいたします。

【個人情報の利用及び提供の制限】
  • 申込書にご記入いただいた個人情報は、当所の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
  • 個人情報は、取扱目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。

パンフレットはこちら  (PDF 396MB)

後援・協賛(一部申請中)

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主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
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