みんなのコホート研究入門・第2回(慶應義塾大学)

ー募集を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございましたー

日時

平成30年3月15日(木)14:00~17:10

募集人数

30名

先着順にて承ります。

参加費

無料

会場 

ライフイノベーションセンター (LiC) 4階会議室
(川崎市川崎区殿町3-25-22)
・ 京急大師線「小島新田」駅下車徒歩約18分
・ 川崎駅前バスターミナル(20番のりば)から臨港バス「キングスカイフロント東」下車すぐ

>>MAPはこちら

講師

漆原 尚巳
慶應義塾大学薬学部医薬品開発規制科学講座 教授

新井 康通
慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター 専任講師

このような方にお勧めします。

コホート研究に関心のある、 エンジニアリングやデータサイエンス分野の研究者・技術者、統計科学・数理科学の研究者、 医療関係者、医学と他の分野の境界領域で活動する大学・企業研究者・学生など

 

案内・武林 亨 (慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科委員長、医学部衛生学公衆衛生学 教授)

 現在の日本は、人類史上経験のない超高齢化社会に向かっています。高齢期における健康、経済、社会的な問題への対処にとどまらない、若年期からの予防啓発、世代間や地域のつながりを重視した社会的活動、科学技術の活用など、あらゆる年齢層を対象としたさまざまなアプローチが各地で試行されはじめています。
 こうした多面的な取り組みを医学の視点で俯瞰し、客観的なエビデンスをもって現象の背景を解き明かすコホート研究 (※1)に、近年、関心・期待が高まっています。
 とくにこの 10 年ほどで、革新的な進歩を遂げている高性能な分析機器や大型コンピューターを駆使し、集団を構成する個人レベルの遺伝子やタンパク質等の膨大な生体情報を網羅的に集積して、有用な情報を適切に抽出する新たな手法が盛んになりつつあります。こうした解析の過程では、臨床医学、疫学、統計学、データサイエンス、エンジニアリング等の専門家の協働は不可欠です。もちろん、地域住民との信頼関係に基づく理解と協力が研究の質を左右することは言を俟ちません。
 つまり、コホート研究は医師だけではなく、医療、科学技術、行政、地域活動の総力戦であり、広範な分野からの人材の結集が、いまこそ必要となっています。
 「みんなのコホート研究入門」では、現在進行中の取り組みを学びながら、“well-being society”(※2)の実現を共に目指してくれる仲間づくりからはじめます。
 コホート研究に関心のあるエンジニアリングやデータサイエンス分野の研究者・技術者、行政関係者をはじめ、医療関係者や医学と他の分野の境界領域の研究や実務に携わっておられる方々の参加も歓迎いたします。みなさまの奮ってのご参加をお待ちしています。

※1 コホート研究: ある特性(生活習慣や検診の受診歴など)をもった集団(これを「コホート」という)に対して疾患の罹患や死亡などを追跡することによって、その特性と疾患のリスクとの関連を明らかにする研究〔国立がん研究センター HPより引用〕。
※2 well-being society: リサーチコンプレックス推進プログラム「世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創るWellbeing Research Campus」が目指す、誰もが等しく、健康かつ安心に、生き生きと誇りを持って暮らすことができる社会。

※ 本講座は、JST 研究成果展開事業「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス; 拠点名 世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創る Wellbeing Research Campus)」(中核機関: 慶應義塾大学) の一環として実施されます。

演題・要旨

時間 講義内容
14:00 ~ 15:00

電子化医療情報を用いた疫学研究 (漆原尚巳 氏) 

医療機関における診療録や診療報酬請求情報は、電子カルテ、レセプトなどに代表されるようにITCの進展により主に業務効率化の目的で電子化されてきた。単なる一医療機関での電子化による利用にとどまらず、これらの電子情報を標準化し、その集積を図ることで、現在では様々な種類の保険医療情報のデータベースが構築されてきている。海外では、このような保険医療情報データベースの疫学研究への応用が始まって久しいが、日本における利活用はまだ始まったばかりである。電子化保険医療情報データベースを用いた疫学研究の事例と今後の利活用について紹介する。

15:10 ~ 16:40

社会保険データと融合した地域高齢者コホート研究による介護予防プログラムの開発 (新井康通 氏) 

世界の最長寿国であるわが国では、今世紀の終わりには平均寿命が90歳を超え、“人生100年時代”を迎えるという推計がある。長寿化により、働き方や家族関係、生涯教育などのライフ・コースは大きく変化し、高齢期以降の健康と活力の維持がますます重要な価値となる。私たちの研究グループでは、自治体(川崎市)との共同により、85歳以上の元気高齢者コホートを確立し、医療・介護保険データを活用した詳細な追跡調査を行うことにより、超高齢期における要介護プロセスを可視化しようという試みを進めている。コホート研究の成果を個人に最適化した介護予防・健康増進プログラムの開発につなげる試みについて紹介する。

16:40 ~ 17:10

 総合討論 / 質疑応答(モデレーター: 慶應義塾大学 武林 亨) 

次回以降のご案内

みんなのコホート研究入門・第3回(東北編)平成30年4月20日(金)

 

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主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
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E-mail:ed@newkast.or.jp