『廃炉』から始めよう、新たな一歩-その2歩目・技術と人材、「次世代」へのつなぎ方

日時

平成30年3月14日(水)

11:00~17:00(予定) 開場 10:20

定員

100名(先着順にて承ります)

対象

・自社の技術を新しい分野に応用、展開してみたいとお考えの方
・センサー、エレクトロニクスデバイスの設計、開発、製造、実装などに携わる方
・半導体やMEMSなどの技術をロボット関連分野に応用したいとお考えの方
・検査・化学分析等の業務に携わる方
・表面処理、塗装、切削、研削、溶接などの技術開発や工具等の製造に携わる方
・医療用デバイス等の設計、開発に携わる方・・・・・・・など

会場

かながわサイエンスパーク(KSP)内 KSPホール(川崎市高津区坂戸3-2-1) 

◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車
 シャトルバス 5 分
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◆ JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分
  「高津中学校入口」下車徒歩3 分

参加費

2,000円

開催のご案内

  “向こう40年”を要すとされる東京電力HD福島第一原子力発電所の廃炉作業。昨秋、特殊なカメラの眼がとらえた事故炉の映像は、「廃炉」とは、通常の原子炉廃止措置の延長線上に置かれるものではなく、「まるで性質を異にする状況」であることを目の当たりにさせるものでした。壮絶な破壊の現場ともいうべきありさまは、廃炉プロセスの計画、実行に携わる専門家にすら、既存の知識や従来の考え方のみでは対応できない現実が広がっていることを改めて実感させています。
 さらに、壮大なプロジェクトマネジメントを必要とする廃炉プロセスは、早く、前に進むことを至上としてきた近来の技術開発とは異なる時間軸に、技術開発や人材の育成の目盛りを据え、時を待って機に臨むあり方も求められます。「廃炉」という一つの事象に直面しても、世代の違いから生じる現実の受け止め方の差異を浮かび上がらせ、時宜に適った方策を立て、考え方を転換することも重要です。
 昨年度に続いての開催となる本セミナーでは、燃料デブリ取り出しに向けた事故炉内部の調査活動の進展や関連技術の開発状況、汚染水対策のための凍土壁工事のプロセスと現況、さらに廃炉の現場で働く人々のための安全性を高める技術開発の事例などについて解説します。また、廃炉の現実と向き合い、実際の作業を牽引しつつ、将来へとその技術をつなぐ中堅世代の思いや、大学で新たに廃炉の技術を教育する取り組みと課題をご紹介します。
 廃炉は、ひとつのゴールでありながら「後始末」ではなく、国内外の英知と技術を結集し、集中的に取り組むプロセスの中で、画期的な新技術を生み出す可能性も秘めています。現実の課題を解決しながら、過去を振り返り、未来をいかに構想するか。技術も人も、生み育てるのには時間がかかります。有用な技術を次世代へつなぐ新たな一歩を踏み出すために、「廃炉」を通じて考えてみませんか?
 みなさまのご参加をお待ちいたしております。

プログラム

時間 タイトル
11:00-11:05 開会挨拶

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所       副理事長 鈴木邦雄

11:05-11:20 映像紹介:東京電力HD福島第一原子力発電所のいまを知る 東京電力ホールディングスご提供

11:20-12:10

(質疑応答
12:10-12:20)

福島第一原子力発電所の「廃炉」の現状
―「見えてきたもの」と取り組むべき課題

国際廃炉研究開発機構(IRID

開発計画部長

高守 謙郎氏
 福島第一原子力発電所の廃炉に際して、最大の課題は溶融した燃料が冷えて固まった燃料デブリの取り出しです。本報告では、燃料デブリの所在調査の状況とデブリ取り出しに向けた技術開発の状況についてお話しします。
13:20-14:00

廃炉に向けた東芝エネルギーシステムズの取組み
~燃料デブリ取出しに向けた格納容器内部調査および
燃料取出準備の進展と課題~

東芝エネルギーシステムズ株式会社
原子力福島復旧・サイクル技術部         課長 稲田 貢一氏

 2/3号機原子炉格納容器内部の映像を撮影した調査装置や3号機燃料取出装置の開発から現場への適用においてどのような課題を解決する必要があったか。開発現場に携った技術者達の工夫や苦労を紹介するとともに、廃炉のプロセスに携る企業として地域の企業の方々に期待したい技術などについてお話します。
14:00-14:40 陸側遮水壁(凍土壁)の建設

鹿島建設株式会社
前福島第一凍土遮水壁工事事務所 所長
浅村 忠文氏

 鹿島建設が提案した凍土方式による陸側遮水壁(凍土壁)は、昨年末までに総延長約1500メートル、深さ約30メートルの遮水壁の凍結をほぼ完了しました。原子炉建屋周辺において進めた凍結設備建設工事と現在の凍土壁の状況についてお話しします。
14:40-14:50 休憩
14:50-15:40 廃炉を担う次世代の育成―東京都市大学での取り組みと課題

東京都市大学工学部
原子力安全工学科
教授 佐藤 勇氏

 昨年11月より東京都市大学では新たに「廃炉工学」の講義を設置。次世代に何をどのように教えるか、学生はどのように受け止めるか。報告を交えつつ、実際の「廃炉プロセス」を担う層に向けた教育に必要な視点などをご紹介します。
15:40-16:30

作業者の安全対策高度化に関する取り組み、その後
―ここまで進んだ放射線遮蔽スーツの開発―

株式会社千代田テクノル
前JAEA福島研究基盤創生センター 所長
河村 弘氏

 放射線を被ばくしながら、過酷な環境で東京電力HD福島第一原子力発電所の廃炉作業に従事する人々。厳しい環境下で安全確保に貢献できる技術はないか?―その検討事例として、「放射線遮蔽スーツ」の開発状況を中心に、先進計測技術を駆使し、廃炉現場のIOTを具現化するために産学連携による取り組み事例をご紹介します。
16:30-17:00 質疑応答 講師全員(予定)

 

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  • お申し込みを頂いた方には、受講票、請求書等の必要書類をメール等でお送りいたします。
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主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097

E-mail:ed@newkast.or.jp

後援

技術研究組合 国際廃炉研究開発機構(IRID) (株)ケイエスピー(予定)