みんなのコホート研究入門・第3回(東北編)

ー募集を終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございましたー

日時

平成30年4月20日(金)12:00~16:00

募集人数

30名

先着順にて承ります。

参加費

無料

会場 

慶應義塾大学 信濃町キャンパス 総合医科学研究棟 1階ラウンジ
・ 信濃町駅(JR総武線) 徒歩4分 (東京都新宿区信濃町35)
・ 国立競技場駅(都営地下鉄大江戸線) 徒歩5分

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講師

長神 風二
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 広報渉外・企画分野 特任教授

寳澤 篤
東北大学東北メディカル・メガバンク機構 個別化予防・疫学分野 教授

清水 厚志
岩手医科大学いわて東北メディカル・メガバンク機構 生体情報解析部門 特命教授

このような方にお勧めします。

コホート研究に関心のある、 エンジニアリングやデータサイエンス分野の研究者・技術者、統計科学・数理科学の研究者、 医療関係者、医学と他の分野の境界領域で活動する大学・企業研究者・学生など

案内・武林 亨 (慶應義塾大学大学院 健康マネジメント研究科委員長、医学部衛生学公衆衛生学 教授)

 現在の日本は、人類史上経験のない超高齢化社会に向かっています。高齢期における健康、経済、社会的な問題への対処にとどまらない、若年期からの予防啓発、世代間や地域のつながりを重視した社会的活動、科学技術の活用など、あらゆる年齢層を対象としたさまざまなアプローチが各地で試行されはじめています。
 こうした多面的な取り組みを医学の視点で俯瞰し、客観的なエビデンスをもって現象の背景を解き明かすコホート研究 (※1)に、近年、関心・期待が高まっています。
 とくにこの 10 年ほどで、革新的な進歩を遂げている高性能な分析機器や大型コンピューターを駆使し、集団を構成する個人レベルの遺伝子やタンパク質等の膨大な生体情報を網羅的に集積して、有用な情報を適切に抽出する新たな手法が盛んになりつつあります。こうした解析の過程では、臨床医学、疫学、統計学、データサイエンス、エンジニアリング等の専門家の協働は不可欠です。もちろん、地域住民との信頼関係に基づく理解と協力が研究の質を左右することは言を俟ちません。
 つまり、コホート研究は医師だけではなく、医療、科学技術、行政、地域活動の総力戦であり、広範な分野からの人材の結集が、いまこそ必要となっています。
 「みんなのコホート研究入門」では、現在進行中の取り組みを学びながら、“well-being society”(※2)の実現を共に目指してくれる仲間づくりからはじめます。
 コホート研究に関心のあるエンジニアリングやデータサイエンス分野の研究者・技術者、行政関係者をはじめ、医療関係者や医学と他の分野の境界領域の研究や実務に携わっておられる方々の参加も歓迎いたします。みなさまの奮ってのご参加をお待ちしています。

※1 コホート研究: ある特性(生活習慣や検診の受診歴など)をもった集団(これを「コホート」という)に対して疾患の罹患や死亡などを追跡することによって、その特性と疾患のリスクとの関連を明らかにする研究〔国立がん研究センター HPより引用〕。
※2 well-being society: リサーチコンプレックス推進プログラム「世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創るWellbeing Research Campus」が目指す、誰もが等しく、健康かつ安心に、生き生きと誇りを持って暮らすことができる社会。

※ 本講座は、JST 研究成果展開事業「世界に誇る地域発研究開発・実証拠点(リサーチコンプレックス; 拠点名 世界に誇る社会システムと技術の革新で新産業を創る Wellbeing Research Campus)」(中核機関: 慶應義塾大学) の一環として実施されます。

演題・要旨

時間 講義内容
12:00 ~ 13:00

東北メディカル・メガバンク計画 ~ 震災復興から最先端ゲノム医科学まで

東北メディカル・メガバンク計画は、東北大学と岩手医科大学が進めるプロジェクトで、東日本大震災を契機とし、被災地の健康復興に貢献すると共に、未来の医療である個別化医療・個別化予防を実現するためのゲノム医科学の拠点を構築しようという計画です。当計画で取り組む、地域医療支援、大規模なコホート調査、バイオバンク構築、ゲノム・オミックス解析、など多様な事業の全体像をお話しすると共に、関東の学術機関・民間企業に所属する方も利活用できるように整備したゲノム医科学のためのデータベースについても紹介します。(長神風二)

13:10 ~ 14:10

東北メディカル・メガバンク計画 ~ コホート調査・調査結果・そして詳細二次調査について

東北メディカル・メガバンク計画では被災地の復興と次世代型医療を目的に地域住民コホート・三世代コホートを実施しています。それぞれのコホート調査のリクルート方法や調査項目についてご紹介します。また、ここまでの調査で見えてきたこと、今後被災地において危惧されることを紹介するとともに、詳細に測定した検査結果の概要についても報告します。さらには、現在進捗中の詳細二次調査の概要について紹介し、今後どういったことを明らかにしていけるかについてご紹介します。(寳澤篤)

14:20 ~ 15:20

 東北メディカル・メガバンク計画における次世代予防医療に向けたオミックス解析基盤構築

東北メディカル・メガバンク計画は日本最大級のゲノムコホート研究であり、日本のゲノム研究の基盤事業として進められています。さらに複合バイオバンクとして、検体だけではなく、様々な医学研究の基盤となる検査値情報やゲノム・オミックス情報の分譲も行っています。今回は岩手宮城という広域でのコホート検体ロジスティクスや、ゲノム・オミックス解析データの公開・分譲の状況、さらに複合オミックス解析の成果について紹介します。(清水厚志)

15:20 ~ 16:00

総合討論 / 質疑応答(モデレーター: 慶應義塾大学 武林 亨) 

 

主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097

E-mail:ed@newkast.or.jp