高品位プレス成形加工 基礎から応用コース

開講期間

平成30年10月31日(水)、11月1日(木)、11月2日(金)、 計3日間
11月1日、11月2日のみ1日単位の受講も承っております。

募集人員

15名(先着順)定員になり次第締め切ります。

対象者

・企業・研究機関に所属する技術者・研究者で、塑性加工分野における実務経験を3~10年程度有し、ある程度の工学の基礎知識を持つ方。
・金属材料の開発・評価試験等の業務に携わる方。
・金属加工における新しい制御方法等の開発に携わる方。

受講料(消費税込み)

区 分 本編2日間の受講 導入編を含む3日間を受講
A 一般 39,000円 48,000円
B 神奈川県内中小企業/パートナー団体会員企業 31,200円 38,400円
C B以外の神奈川県内企業 35,100円 43,200円
D 神奈川県内在住の個人の方
E 1日単位の受講料 22,000円/日(11/1、11/2のみ)
*B神奈川県内中小企業とは…事業所が神奈川県内にあり、資本金が3億円以下、または、企業全体の従業員が300人以下である企業をさします。

開催のご案内

写真

「概念はクラシック、手法は先端」
-日本のものづくりを支えてきた塑性加工の技術。コンピュータシミュレーションの精緻化が進み、加工機械の進化が著しい現在でも、材料変形の力学理論を支える基礎概念は古典的ではありますが、その重要性は世代を超えて継承され全く色あせることがありません。新材料への対応や、さらなる加工精度の向上など、尽きることのない課題を解決してゆくためには、力学理論を実際の加工プロセスに適用する際に必要となる、基礎概念の正しい理解が重要になります。これはコンピュータにはできない仕事です。

さらに、高品質の板材プレス製品を高能率で生産するためには、板材の弾塑性変形特性やプレス成形に関する基礎理論から、その応用技術に至るまでの広範囲の知識が必要になります。本講座では、プレス成形における材料の変形メカニズムやプレス成形に関する基礎知識から、成形シミュレーションの計算結果およびその実験検証の手法について、豊富な事例と最新の研究成果を交えた解説で体系的に学習していただけます。

東京農工大学大学院工学研究院 先端機械システム部門 桑原 利彦

カリキュラム編成者

東京農工大学 工学研究院
先端機械システム部門 教授 工学博士  桑原 利彦

開催場所

東京農工大学 小金井キャンパス(東京都小金井市中町2-24-16)
◆ JR中央線「東小金井」駅下車 徒歩10分
 >> Mapはこちら

カリキュラム内容と日程

10月31日(水) 導入編
時間 講義内容
13:00-16:30

★材料力学の基礎を再学習

 応力、ひずみ変形、等方性材料の降伏条件式など、プレス加工の塑性力学を考える上で押さえておきたい基礎理論について解説します。本編に入る前に改めて学んでおきたい、基礎知識を整理しておきたいなど、希望者のみ受講を承ります

 

11月1日(木)本編 初日

時間 講義内容

10:00-15:00

(昼休み60分)

<プレス成形の基礎と初等理論1.絞り加工の解析  2.曲げ加工の解析   

 金型を用いて金属薄板を成形加工するプレス成形を対象に、材料の変形のメカニズムや、割れ、しわ、スプリングバックなどの不具合現象について、その発生原因を塑性力学的に考える方法を解説します。さらに、それらを抑制するための対策技術について学習します。「いかにしてトライレス加工を行うか」というプレス加工の最重要課題に対して、どのような理論に基づき、シミュレーションを行うのが有効なのか。絞り加工、曲げ加工それぞれについて詳しく検討します。

15:00-17:00 
 

<材料の異方性>

 材料の機械的特性を記述する上で重要となる、降伏応力、n値、r値について解説します。次にそれらが材料の方向によって異なる状態、すなわち「異方性」について、各種鋼板、アルミニウム合金、チタンなどの例をとりあげながら、金属薄板の異方性の特徴を解説します。また異方性に起因するプレス加工時の不具合現象と対策、さらに材料の引張と圧縮の変形挙動の違いを考察する上で重要となるバウシンガ効果やSD効果について解説します。

 

11月2日(金)本編 2日目 

時間 講義内容
10:00-12:00

<異方性を考慮した材料モデリングとその評価方法>

 異方性を有する金属薄板の変形挙動を解析するには、どのような理論(材料モデル)を用いるのか?その塑性力学手法の基礎理論を学習します。等方性材料に用いるVon Misesの降伏条件式と比較しつつ、異方性材料の降伏条件式の代表格である、Hill2次降伏条件式、Hosfordの高次降伏条件式、Yld2000-2d降伏条件式などを中心に解説します。さらにそれらの降伏条件式が実際の材料の塑性変形挙動をどの程度精度よく再現できるのか、その検証手法である二軸応力試験法について豊富な実験事例に基づいて解説します。

13:00-16:00 

<有限要素シミュレーションによるプレス成形の解析事例>
-材料モデルが成形不具合の予測精度に及ばす影響について-

 異方性降伏条件式に基づく材料モデリングは有限要素法によるシミュレーションの解析精度にどのような影響を及ぼすのか。板材や成形におけるひずみの発達、スプリングバック、割れなどについて、シミュレーション結果およびその実験検証の事例を紹介します。また、金属薄板や管材の成形限界の測定方法や評価方法について紹介します。

16:00-17:30

<研究室見学・実演>

 二軸引張試験機、二軸バルジ試験機、バウシンガ効果測定試験機、成形限界ひずみ測定試験機など、桑原研究室で開発した「板材及び管材のコンピュータ制御二軸応力試験機」「板材のバウシンガ効果測定用大ひずみ面内反転負荷試験機」「成形限界ひずみ測定試験機」などの各種成形性評価試験機を見学します。

*やむを得ない事情により、日程・内容の変更や中止をする場合があります。

お申込みはこちら

次の申込要項をご覧の上お申込下さいますようお願い申し上げます。

  • 申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りいたします。
  • 募集人員を大幅に超えた応募があった場合は、選考させていただくことがあります。
  • 申込締切後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がございますのでお問い合わせ下さい。
【個人情報の利用及び提供の制限】
  • 申込書にご記入いただいた個人情報は、当所の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
  • 個人情報は、取り扱い目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。

パンフレットはこちら (PDF 500KB)

 

主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)

共催

(一社)日本塑性加工学会

後援(一部申請中)

(一社)日本鍛圧機械工業会 (公社)日本材料学会 (一社)日本流体力学会 (一社)日本原子力学会 (一社)日本鉄鋼協会 (公社)日本鋳造工学会 (一社)日本複合材料学会 (一社)日本溶接協会 (一社)日本高圧力技術協会 (公社)応用物理学会  (一社)資源・素材学会 (一社)溶接学会 (一社)日本鍛造協会 (一社)日本シミュレーション学会 川崎商工会議所 ()ケイエスピー (公財)大田区産業振興協会 

協賛(一部申請中)

(一社)軽金属学会 (公社)精密工学会  (一社)日本応用数理学会 (一社)日本計算工学会  

 

*上記学協会会員の方はご一報ください。

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097

E-mail:ed@newkast.or.jp