「ケースで学ぶ技術と経営」コース開講
都合により本コースは中止致します。

現実の企業の直面した事例を基に、企業経営課題に関するディスカッションを行い、技術経営に不可欠な理論を習得し、企業の現場で起きている諸問題に対応できるスキルを身につけます。特に、イノベーションが不可欠の課題である現在、いかにして技術を基礎とした企業革新・事業革新・製品革新を起こしていくべきかを考えます。
また、実際に技術経営を行ってきた元経営者の技術経営スピリットに触れることで、自分のメンタリティを鍛えます。
開講期間
平成23年9月21日(水)、27日(火) 計2日間
申込締切日 平成23年8月29日(月)
カリキュラム編成者
慶應義塾大学 大学院経営管理研究科・ビジネススクール
教授/経営学博士 小林 喜一郎 氏
募集人員
15名
対象者
・企業内でイノベーションを起こそうとされている方、もしくはその必要に迫られている方
・戦略企画スタッフの方 ・企業における幹部候補の方
・技術と経営戦略の融合・橋渡しを担当されている方
・CTO(Chief Technology Officer: 技術最高責任者)
・研究者・技術者でリーダークラス以上の方
受講料(基礎コース/消費税込み)
お申込み
申込要項をご覧の上お申込下さいますようお願い申し上げます。
- 申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りいたします。
- 募集人員を大幅に超えた応募があった場合は、選考させていただくことがあります。
- 申込締切後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がございますのでお問い合わせ下さい。
【個人情報の利用及び提供の制限】
- 申込書にご記入いただいた個人情報は、当財団の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
- 個人情報は、取り扱い目的以外に利用したり第三者に提供することはありません。
お申し込み受け付けは終了いたしました。
ありがとうございました。
カリキュラム編成者からのメッセージ
慶應義塾大学
大学院経営管理研究科・ビジネススクール
教授/経営学博士
小林 喜一郎 氏
この「ケースで学ぶ技術と経営」コースは、
1.[いかにして企業のコア技術力を確立し競争優位につなげるか]
2.[企業内にイノベーションをどの様にして起こしていくべきか]
に対して、MOT(Management of Technology)に必要な理論とスキルを、1.「ケース研究」、2.「実務経営者による講義」を通して実践的に学びます。
事前に配られた設問とともにケースをよく分析して積極的にクラス・ディスカッションに参加してください。そして、元実務経営者の深い経験と洞察による講義で技術経営の本質が把握できます。 こうした学習プロセスによって、実践的なMOT力を養うことができます。
様々な業種からの参加者が期待されますので、2日間の勉強はもとより今後の人脈形成にも役立てていただければ幸いです。
カリキュラム内容及び日程
【第1日目】 9/21(水) 9:15~16:15 | |
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ケーススタディ | |
講師: 小林 喜一郎 教授 慶應義塾大学大学院 経営学博士 |
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<ケース1>;シャープ;技術戦略 (ハーバードビジネススクールケース) わずか30年前は取るに足らないアッセンブラーであった企業が、いかにして液晶をはじめとする戦略製品を持つオプトエレクトロニクスの超一流企業に変身することができたのかを、経営資源(特に技術資源、競争戦略、事業の定義、経営者の役割、ナレッジ融合・革新の仕組み、といった観点から検討するケース。 <ケース2>; シャープ株式会社;オンリーワン戦略 (慶應ビジネススクールケース) 町田社長の時代のシャープ(90年代中盤から2003年迄)の「オンリーワンのものづくり」「ブラックボックス化」「亀山ブランド」「スパイラル戦略」等、特に同社の中核デバイスである液晶戦略を中心に検討するケース。 |
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<ケース3>; グーグル (慶應ビジネススクールケース) 高度な技術を背景に、次々と創造的なサービスを提供し続けることにより、既存の事業の価値置換を実現し、ユーザーに高い利便性と満足とを提供し、圧倒的な支持を獲得したグーグル。 本ケースは同社がどのようにして技術の差別化や事業化を行ったのか、創造性をはぐくむ組織マネジメントとは何か、等について議論することを目的としている。 |
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【第2日目】 9/27(火) 9:00~16:00 | |
ケーススタディ | |
講師; 小林 喜一郎 教授 慶應義塾大学大学院 経営学博士 |
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<ケース4>; IBMの企業再建(ハーバードビジネススクールケース) 長らくメインフレームを中核としたIT産業をリードしてきたIBMは、80年代後半から業績低迷に苦しみ始めていた。ここでエイカーズは一連の改革を行なうものの、業績へのインパクトはあまりなかった。 そこにIBMとしては始めて社外からCEOを迎えることとなった。ルーガースナーである。ガースナーは今までのIBMの企業戦略・文化を改革し、見事小回りの効かないハードウェア企業であった巨人の構造変革に成功する。トップのリーダーシップ、経営改革、組織文化改革、等を論じるケース。 |
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<ケース5>; コマツ2009 (慶應ビジネススクールケース) コマツは2008/3期に過去最高益をあげたが、2009/3期では何とか黒字を保ったものの大幅減益となった。しかし中国などのアジア需要は堅調だった。もともとコマツは日本の建設市場に依存した企業だったが、今やグローバル企業となっていた。 本ケースでは2003年以降のコマツのV字回復を支えた要因を分析し、特にKOMTRAXを中心としたビジネスモデル変革をどのようにして達成してきたのか、その裏に隠されたトップリーダーシップはどのようなものであったか、今後の行方、などを議論する。 |
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16:10~17:30 | |
<元実務経営者者による講義> | |
講師; 山之内 昭夫 技術経営教育センター 代表 |
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技術経営とは、技術がかかわる企業経営の創造的、かつ戦略的なイノベーションのマネジメントであることの立場から、受講生が今後各企業で技術経営を実践していくための視点と主な方策を提供します。 |
開催場所
かながわサイエンスパーク(KSP) 内 201KAST 講義室
(川崎市高津区坂戸3-2-1)
◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車
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主催
財団法人 神奈川科学技術アカデミー
後援
㈱ケイエスピー、(社)応用物理学会、研究・技術計画学会、(社)高分子学会、(社)電気学会、(社)日本工業技術振興協会、神奈川県産業技術センター、川崎商工会議所、 (財)大田区産業振興協会
問い合わせ先
教育情報センター 教育情報グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097
E-MAIL : ed@newkast.or.jp