暗号技術のいま、これから

 

開講時間

2020年2月5日(水)12:45 ~ 17:20(開場12:00)

募集人員

80名  ※先着順にて承ります。

受講料(消費税込)

6,000円

対象者

企業、研究機関にご所属で、
・情報セキュリティ関連分野の技術開発に携わる方
・新たなコンピュータの開発を目指す方、コンピュータ技術(ハード、ソフト)に携わる方
・IoT、AIの導入、設計に携わる方
・暗号技術の開発、実装に携わる方
・数学や行動科学と暗号の関わり等に関心をお持ちの方 ・・・・・・など

開催場所

かながわサイエンスパーク(KSP)内ギャラリー  (川崎市高津区坂戸3-2-1)
◆ JR南武線「武蔵溝ノ口」・東急田園都市線「溝の口」下車
 シャトルバス 5 分
>> Mapはこちら

◆ JR 新横浜駅より東急バス(有料)直行「溝の口駅」行き30 分
  「高津中学校入口」下車徒歩3 分
>> アクセスはこちら

本講座の講師

國廣 昇 氏(筑波大学 システム情報系 教授)
≫1996年NTTに入社、電気通信大学、東京大学を経て、2019年5月より、現職。暗号理論、特に、公開鍵暗号の安全性解析に興味を持つ。博士(工学)。

江村 恵太 氏(情報通信研究機構 主任研究員)
≫北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)博士後期課程修了。現在、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)セキュリティ基盤研究室主任研究員。博士(情報科学)。

安田 雅哉 氏 (九州大学 准教授、マス・フォア・インダストリ研究所)
≫2007年富士通研究所に入社後、公開鍵暗号の安全性評価に従事。2015年4月より現職。特に、格子暗号などの数理暗号に興味。博士(数理科学)。

ご案内

 日々進歩するコンピュータ技術の開発と共に、サイバー攻撃も進化し、攻撃者はあの手この手と手法を変えて解読を試みています。次世代型とされる量子コンピュータは基礎研究を終え、次の段階へ進み始めています。量子の重ね合せによる並列計算により、超高速の計算速度が実現されると、訪れるのは暗号の危機です。


 今、広く利用されているRSA暗号や楕円曲線暗号などの公開鍵暗号は、現代の暗号技術の基盤であるにもかかわらず、量子コンピュータの計算速度では瞬く間に解読されてしまうのです。膨大なデータ量の取扱いを可能にする量子コンピュータの完成を待つ間に、情報セキュリティ技術の高度化もまた、対策を講じるべき重要な問題となっているといえるでしょう。


 本講座では、現代の暗号技術が直面している危機と、暗号技術研究・開発の最新動向を捉え、近年注目されている準同型暗号や属性ベース暗号などの高機能暗号の実現・応用化について考察します。また、量子アルゴリズム、特にショアのアルゴリズムを紹介しながら、量子コンピュータと暗号の安全性について概説します。更に、量子コンピュータの実現後も安全性を確保するため、次世代暗号(ポスト量子暗号)の最新の研究動向を元に、特に注目を集めている格子暗号の可能性を探ります。


 情報セキュリティ技術に携わる方はもちろん、次世代コンピュータの開発に携わる方や、IoT、AI技術の導入・設計に携わる方、暗号技術の開発・実装を目指す方、暗号に関心をお持ちの方に、ぜひお薦めしたい講座です。
 量子コンピュータができることと今後の課題を再確認し、今の暗号との関係性と、未来に必要なセキュリティ技術を整理してみましょう。暗号技術研究の最新動向は、本講座でご確認ください。

カリキュラム内容と日程

時間 講義項目 講師

12:45~13:20

暗号技術のいま、これから

現代の暗号技術の理論と今後の展望について概説する。
●質疑応答(5分)

國廣 昇 氏

13:30~14:40

様々な高機能暗号の理論と応用

暗号や署名と言った単純な機能だけでなく、暗号化したまま統計処理などの計算が可能である準同型暗号や、復号する権限の細かい制御が可能な属性ベース暗号などの高機能暗号が注目を集めている。
この講演では、高機能暗号を実現するアイデアを紹介するとともに、実社会への応用も含めて説明する。
●質疑応答(10分)

江村 恵太 氏

14:50~16:00

量子コンピュータと暗号の安全性評価

大規模な量子コンピュータが完成すると、RSA暗号、楕円曲線暗号など、現在広く利用されている多くの公開鍵暗号は解読されてしまう。
この講演では、量子アルゴリズムの中でも、ショアのアルゴリズムを紹介し、量子コンピュータと暗号の安全性に関して概説する。
●質疑応答(10分)

國廣 昇 氏

16:10~17:20

ポスト量子暗号の標準化へ~格子暗号の可能性とは

量子コンピュータ実現後も、安全に通信を行うために、次世代暗号(ポスト量子暗号)の研究が世界中で活発に行われている。例えばNIST(米国国立標準技術研究所)では、ポスト量子暗号の標準化を進めており、多くの暗号方式が提案されている。中でも特に注目を集めている格子暗号を中心に、ポスト量子暗号について概説する。
●質疑応答(10分)

安田 雅哉 氏

 

お申込みはこちら

申込要項をご覧の上お申込下さいますようお願い申し上げます。

・お申し込みは先着順にて承ります。

・申込締切後、受講決定者には受講票・受講料請求書等の必要書類をお送りいたします。

・申込締切後でも、定員に余裕がある場合は申込を受付けられる場合がございますのでお問い合わせ下さい。

・やむを得ない事情により、日程・内容の変更が生じたり、講座を中止することもございます。

・ 講義中の録音・録画・写真撮影はご遠慮ください。

パンフレットはこちら(2MB)

 

【個人情報の利用及び提供の制限】
  • 申込書にご記入いただいた個人情報は、当所の事業等に関する情報の提供や参加者募集の案内等の範囲内で利用又は提供いたします。
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主催

地方独立行政法人 神奈川県立産業技術総合研究所

人材育成部 教育研修課 教育研修グループ
TEL : 044-819-2033 FAX : 044-819-2097

E-mail:ed@newkast.or.jp

後援・協賛(一部申請中)

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