新年のご挨拶

理事長 馬来 義弘

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご厚情を賜り、心より御礼を申し上げます。

 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)にとって、平成31年度は第一期5ケ年計画の大事な折り返しの年度になります。基本理念の「イノベーション創出支援(売れる商品・製品創り支援)」と行動指針の「新しい公設試のカタチを創ります」を改めて肝に銘じて、5つの柱事業である「研究開発」、「技術支援」、「事業化支援」、「人材育成」、「連携交流」の更なる充実に向けて取り組んでまいります。 5本柱事業毎の充実策のうち代表的事例は以下の通りです。

  1.  「研究開発」では、神奈川県とKISTECで共同申請した「神奈川発ヘルスケア・ニューフロンティア先導プロジェクト」が、文科省の「地域イノベーションエコシステム形成プログラム」に昨年9月無事採択されました。このプロジェクトでは5年間総額約8億円の国費支援も有効活用し、KISTECの今後の大きな役割の一つである「ベンチャー企業の創出・成長支援」のモデル創りを進めます。
  2. 「技術支援」では、地方独立行政法人経営の機動性を活かして、KISTECの最も大きな課題である、老朽設備機器の更新や新規設備機器の導入をタイムリーかつ着実に進めます。また、産業技術センター時代から使っていた支援業務システムを新システムに順次更新し、お客様の利便性を高めます。
  3. 「事業化支援」では、現在進めている「さがみロボット産業特区」関連事業、企業ニーズと大学シーズを橋渡しする「事業化促進研究事業」、経営・技術・金融総合支援を行う「かながわイノベーション戦略支援事業」の拡充を図ります。特に「事業化促進研究事業」については、昨年実現できなかった経産省系等の大型国プロの採択を目指します。
  4. 「人材育成」では、これまで力を入れて来た「中小企業技術人材育成」、「社会人研究人材育成」等に引き続き注力するとともに、「KISTEC職員の人材育成」、特に中小企業の皆様へのIoT化支援のために必須となる「職員のIoTリテラシー向上」に努めます。
  5. 「連携交流」では、昨年実施した研究開発報告会「KISTEC Innovation Hub」を更に発展・充実させます。また、昨年海老名本所で立ち上げた「ファブラボ」(デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた実験的市民工房)の体制整備と利用拡大を図ります。

 地方独立行政法人化して2年弱が経過し、初期に多発した各種トラブルもほぼ終息して組織運営面でも落ち着いてきました。これまで以上に企業や県民の皆様のお役に立てるよう役職員一丸となって頑張りますので、皆様方の一層のご指導、ご支援、ご活用をお願い申し上げます。

 結びに、本年が皆様方にとって良い年となることを心から祈念し、新年にあたってのご挨拶とさせていただきます。

 

地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 理事一同